【2025年最新】Shopify Plusとは? 特徴や使い方、料金をプロが徹底解説!事例や評判までご紹介

世界中で多くの企業が利用しているECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」。日本国内でもD2Cブランドを中心にShopifyの導入が進んでいますが、中でも上位プランである「Shopify Plus」についてはあまり知られていません。

本記事では、「Shopify Plus」が通常のプランとどのように異なるのか、その特徴や活用できる機能について解説します。その中でも、BtoB取引のためにECサイト導入を検討する際に重要になるポイントを中心にご紹介します。

Shopify Plus(Shopify BtoB)とは?

Shopify Plusは、「Shopify」が提供する最上位プランです。特に大規模なビジネスやBtoB取引を行っている企業向けに、多くの機能が標準装備されています。

通常プランに比べて月額利用料金は高額ですが、それに見合う高度な機能や柔軟なカスタマイズ性が大きな魅力です。また実店舗やFacebook、InstagramなどのSNSと連携することで、簡単に複数のチャネルへ展開できる点も大きな魅力です。

Shopify Plus(Shopify BtoB)の特徴とは

Shopify Plusは、オンラインで簡単にECサイトを構築できるShopifyに、「Plus専用」機能を追加したプラットフォームです。法人向けの機能として、請求書などの帳票出力・管理機能も付随しています。「BtoB ECサイト」を構築することで、法人間取引をデジタル化することが可能になります。
また越境ECとして、国際取引にも対応しやすいプラットフォームとなっています。

1. 法人向け機能を完備


法人間取引の中で必要になる機能を完備しているので、下記のようなニーズを叶えることが可能です。

・ボリュームディスカウント:発注数量に応じた価格調整
・クローズドEC機能:特定の顧客しかアクセス・発注できない仕組みの構築
・掛率・指値設定:顧客ごとに異なる商品価格の設定

2. 単一環境でBtoC・BtoB・越境ストアを構築可能


Shopify Plusを導入することで、最大10個のストアを開設することが可能です。

BtoC(一般顧客向け販売)、BtoB(法人向け販売)、越境EC(海外市場向け販売)など、それぞれのストアを単一環境で管理できます。汎用性と拡張性が高いことから、さまざまなビジネスモデルで事業展開している企業にとっても、管理負荷を軽減することが可能となります。

3. 初期費用が無料

Shopifyには初期費用が存在せず、初月から月額利用料が発生します。

ECサイトを構築する上で必要となる「ECプラットフォーム」や「ECカートシステム」では、ほとんどの場合 初期費用が発生します。BtoB向けECサイトの場合においても、システム導入時点で数百万円以上の初期費用が発生することも少なくありません。

Shopify Plusを導入する場合に必要な初期費用としては、「ECサイトの構築費用」となります。Shopifyには様々な構築パートナーが存在するため、パートナーと二人三脚でサイト構築を実施することになります。

BtoB向けECサイトの構築を手掛けることができるパートナーは、日本にほとんど存在しませんので、なにかお困りの際には弊社にご相談ください。

4. 事業拡大にも柔軟に対応可能


スタッフアカウント数に制限がない点も特徴的で、事業規模の拡大に伴うスタッフの増員にも柔軟に対応可能です。さらに在庫ロケーションの登録が最大200カ所まで可能で、複数拠点での在庫管理や物流の効率化に貢献します。

Shopify Plusが選ばれる理由とは

さまざまな機能や特長を持つShopify Plusですが、他の「ECプラットフォーム」や「ECカートシステム」と比べてどのような違いについて3つのポイントにまとめました。

1. 日本国産 300以上のアプリケーションと連携可能

Shopify Plusでは多くのアプリケーションと連携可能。業務で使用している他システムとの連携によって、ECサイトの運営効率を向上させることができます。

豊富な純正機能に加え、アプリケーションを組み合わせることによって、ECサイトの機能を簡単に拡張できます。標準的なEC機能だけでなく、顧客ごとのニーズに合わせたカスタマイズや高度な機能を実現することが可能です。

例えば、マーケティングツールの導入や独自の配送設定、複雑なプロモーション施策など、目的に応じたサイト運営ができます。

2. 何でも実現できるカスタマイズ性:ヘッドレスコマース対応

ヘッドレスコマースとは、フロントエンド(顧客が利用するページや機能)とバックエンド(システムやデータベース)が分離されたECプラットフォームです。ヘッドレスコマース機能を提供するShopify Plusでも、フロントエンドを自由に設計・開発することが可能となります。
もしも複雑な業務フローをシステム化したり、商品の見せ方にこだわりたい、といったニーズに対しても、ヘッドレスコマースによって柔軟な開発が可能です。

3. Shopify純正のRPA・MAツール(Shopify Flow)で自動化

Shopify Flowは、ストア内やアプリ間で発生するタスクや処理を自動化することができるShopify純正のオートメーションツールです。

主な機能として、「トリガー」「条件」「アクション」の3つの要素を組み合わせることで、ワークフローを簡単に構築できる点が挙げられます。例えば、「新規取引」という顧客のアクションをトリガー(条件)として設定し、「新規取引依頼書を送付する」といったアクションを自動実行することが可能です。

在庫管理や注文処理、さらには不正防止や顧客フォローアップまで、多岐にわたる業務を効率化することが可能です。プログラミングが不要なため、誰でも直感的に操作できる設計になっています。

Shopify Plusでできること

ブランド型と専門ストア型で選べる

・D2CとB2Bを統合管理するBlended Format

Shopify Plusは、D2C(Direct-to-Consumer)とB2B(Business-to-Business)を1つのプラットフォームで管理できるBlended Format(ブレンド型)を提供しています。この形式では、取引先企業がD2Cサイト上でログインすると、B2B向けの商品や特別価格、カスタマイズされたテーマが表示されます。この仕組みにより、異なる販売形態を効率的に運用することが可能です。

メリットデメリット
D2C・B2B一元管理で効率的な運営が可能B2B用とD2C用の2つのストア管理で手間が増加
データ統合で迅速な意思決定が可能開発費用や維持管理費用が高くなる
ブランドの一貫性を維持できる在庫データを分けることができない

B2B専用ストアによる分離管理

Shopify Plusでは、B2BとD2Cを分離して運用する選択肢も提供しています。この形式では、B2B専用のストアを作成し、取引先企業だけがアクセス可能な購買体験を提供します。在庫やビジネスデータを完全に分けて管理できるため、運用の柔軟性が向上します。

メリットデメリット
B2B専用ストアに特化したサービス提供が可能2つのストアを別々に管理する手間が増える
B2BとD2Cの在庫や販売データを別々に管理できる開発や運営費用が高くなる可能性がある
B2BとD2Cで異なる戦略に対応ができるブランド全体で統一感を出しにくい場合がある

Shopify Plusの機能について

Shopify Plusの主要な機能とは?

1. 取引先ごとに支払い条件、価格表、ロケーション設定

各取引先企業ごとに
・支払い条件
・価格表
・ロケーション

など、必要な情報を個別に設定できます。企業ごとの条件に合わせた柔軟な対応が可能となり、スムーズな取引を実現します。

*出典:ShopifyJapan株式会社,B2B Shopify Payment Enablement 2024.p13

2. 新規取引の受付が可能

専用ツールである「Shopifyフォーム」を使用すれば、サインアップ(新規登録)フォームの作成が可能です。フォームに入力された内容を元に、管理者側で取引先の承認・非承認を簡単に管理できるので、取引機会を逃しません。

承認後には自動的に顧客情報が登録されますが、Shopify Flowを活用することで「承認フローの自動化」も可能となります。

煩雑になりがちな新規取引の受付・取引先登録のプロセスを効率化し、時間と手間を削減することができます。

*出典:ShopifyJapan株式会社,B2B Shopify Payment Enablement 2024.p14

3. 購入金額に基づく顧客セグメント管理

ECサイトの運営において、「顧客セグメント(グルーピング)」は非常に大切となります。それぞれのセグメントに対して、最適なアプローチを実施することで、販売機会を最大化することができるためです。

Shopify Plusでは、顧客の購入金額に基づいて顧客セグメントを効率的に管理する機能を提供しています。

購入金額をもとに顧客をセグメント化することで、特定の金額を超えた顧客を抽出することが可能です。顧客を的確に分類し、それぞれに適したマーケティング戦略を実行できます。

4. 予測支出階層による分類

売上が一定数(100件以上)を超えるストアでは、予測支出階層機能を活用して、将来的な支出可能性に基づき顧客を分類できます。高価値の顧客を特定し、重点的にアプローチするマーケティング戦略を実施することも可能です。

Shopify Plusのプランと料金体系

初期費用(イニシャルコスト)と月額料金(ランニングコスト)

Shopify Plusを導入する際の初期費用は無料ですが、月額利用料は契約期間によって異なります。3年契約の場合は月額2,300ドル(約34万円)、1年契約の場合は月額2,500ドル(約38万円)となります。円換算での料金設定ではないため、為替相場の変動リスクも存在します。


*引用:ShopifyJapan株式会社,B2B Shopify Payment Enablement 2024.p63

導入事例や評判や評価について

柔軟なカスタマイズで顧客満足度を向上

ECサイトでは、商品説明などUI/UXが成功要因となるケースが多く見られます。例えば「選べる商品セット」の購入ページを直感的な操作性に改善することで、購入体験の向上と購入率(コンバージョン率)を増加させた例もあります。

Shopify Plusは、豊富なアプリやカスタマイズオプションを提供しており、顧客体験を最適化することが可能です。

越境ECへの対応で新たな市場を開拓

Shopify Plusは、多言語・多通貨対応が可能です。国外輸出や越境取引など、手軽に越境ECを展開できます。

国内卸から新たに越境輸出にチャレンジしたアパレルブランドでは、現地通貨や配送システムを最適化したことで、国内外での売上を大きく伸ばすことに成功しました。

実店舗とECサイトのシームレスな統合

多くの事例で、実店舗とオンラインストアのデータ統合が成功の鍵となっています。Shopify Plusのシングルサインオン(SSO)機能を活用することで、顧客が1つのアカウントで実店舗とECをスムーズに利用できる環境を構築することが可能です。

ある食品ブランドでは、店舗とECサイトのポイントシステムを統合することで、リピート率が向上し、顧客満足度の向上にもつながりました。

これらの事例は、Shopify Plusが多機能で柔軟なECプラットフォームであることを示しています。実店舗との連携、ギフト需要への対応、新たな市場開拓など、企業のニーズに応じた多彩な機能が魅力です。

まとめ

BtoB向けにECサイトを構築したい企業の中でも、BtoCや越境輸出を同時に展開したい企業に特におすすめなShopify Plus。

柔軟なカスタマイズ性だけでなく、拡張性も高いため、多くのニーズに応えることが可能です。また法人向け機能を活用することで、卸売りや複雑な販売モデルにも対応しています。

一方で、自社にとってどのようなサイトが理想形か、しっかりと検討したうえで構築することが求められます。

もし、Shopify Plusが自社にとって最適かどうか迷われている場合や、導入について詳しい相談を希望される場合は、ぜひ当社までお問い合わせください。