ecbeing BtoBとは? 特徴や使い方、料金をプロが徹底解説!事例や評判までご紹介

BtoB ECサイトで業務効率化や売上アップを目指している方なら、一度は「ecbeing BtoB」という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

ecbeing BtoBは、国内EC業界で豊富な実績を持つ株式会社ecbeingが提供するBtoB向けECカートシステムです。

BtoB取引に特化したECサイトをスムーズに構築できるだけでなく、受発注業務の効率化、営業活動のデジタル化、新規顧客開拓など、法人間取引におけるさまざまな課題を解決する機能を備えています。柔軟なカスタマイズにも対応しており、業種・業態を問わず幅広い企業に採用されています。

ecbeing BtoBの導入メリットや主要機能を詳しく解説し、導入検討時に役立つ情報をまとめました。ぜひ、ご覧ください。

ecbeing BtoB とは

株式会社ecbeingは、東証プライム上場のソフトクリエイトホールディングスの100%子会社であり、ECサイト構築のパイオニア企業です。1999年に「ec-shop」として販売開始し、2001年にECサイト構築パッケージ「ecbeing」に商標変更しました。企業間取引に特化したパッケージシステムが「ecbeing BtoB」です。主に、中小・大企業向けのプランとなっており、多拠点倉庫や販売代理店・加盟店を実施している企業などが対象となります。

ecbeing BtoBの実績

引用:株式会社ecbeing,ecbeing BtoB,BtoB ECサイト (WEB受注)の構築なら業界実績No.1の【ecbeing】,https://www.ecbeing.net/b2b/

ecbeing BtoBは、当初BtoC向けのECサイトとして台頭していき、そのオプションプランとして提供されました。「ecbeing」の実績として、2022年には国内の構築実績が1,600サイトを突破しました。EC市場において豊富な実績とノウハウを活かして、企業の課題解決や売上向上をサポートしてます。

ecbeing BtoBの特徴・選ばれる理由とは

BtoB EC市場において、株式会社ecbeingが提供する「ecbeing BtoB」は、単なる受発注の電子化にとどまらず、企業の成長戦略を支える重要なツールとして注目を集めています。特筆すべきは、「豊富なEC構築実績」と「柔軟なカスタマイズ性」「国内最大級のサポート体制」です。これが、他のBtoB ECプラットフォームと一線を画すecbeing BtoBの大きな強みです。

業界トップクラスのEC構築実績

ecbeingはこれまでに1,600サイト以上のEC導入実績を持ち、BtoCだけでなくBtoB領域でも豊富なノウハウをもとに伴走・支援することが可能です。BtoB向けのECサイトでよくある課題にある営業・受注業務の複雑化を整理し、柔軟なカスタマイズで自動化・効率化を実現することが可能です。

パッケージ型だからこそできる、業界特性に応じたカスタマイズ

パッケージ型でありながら、業種・業界・商品特性に応じて柔軟にカスタマイズ可能。特に、リアルタイムの基幹システムとの連携が可能な点や、販売店管理も踏まえてカスタマイズしていきたいニーズなどにも答えることができるため、BtoBtoBのECサイト構築も実施することが可能です。

また、複数の物流拠点を持っており、送料計算が煩雑になってしまうなど…そういった課題に対しても、注文内容に応じて複数の倉庫から在庫引当をし、送料を自動計算する機能などカスタマイズすることも可能です。

国内最大級のサポート体制

開発体制には650名の安定した開発環境と、マーケティング人材が300名在籍しており、豊富なEC運用ノウハウを活かして、サイト構築後もお客様に寄り添いながら売上向上まで伴走することが可能です。また、24時間365日有人監視体制を実施しているため、突発的なシステム不良にも対応することが可能です。

ecbeing BtoBでできること

受発注業務のイメージ画像

ecbeing BtoBは、法人向けECに特化した構築パッケージです。従来FAXや電話で行っていた受注業務をオンライン化し、業務の効率化と売上拡大を同時に実現することができます。

既存顧客との取引に特化したクローズ型サイトの構築が可能

既に取引のある企業に対して、自社の受注業務を自動化・効率化したい場合に活用されるのが、クローズド型のBtoB ECサイトです。

このようなサイトでは、会員登録を行った取引先企業のみが閲覧・利用できるケースが一般的です。Googleなどの検索結果には表示させず、既存の取引先だけがアクセスできるよう設計することも可能です。

また、サイトの閲覧は誰でも可能にしつつ、商品の一部のみ表示したり、実際の購入には承認を必要とする「セミクローズド型」の構築も対応可能です。

新規顧客の開拓、売上増加を目的としたオープン型サイトの構築が可能

営業担当がカバーしきれないロングテールの顧客や、小口発注のお客様を新規で獲得したい企業には、オープン型のECサイト構築がおすすめです。
従来の訪問営業では、商圏の制約や交通費・人件費といったコストがかさみ、販路の拡大が難しいという課題がありました。
オープン型サイトであれば、Google検索やWEB広告からの流入を通じて、24時間いつでも商品購入につなげることが可能になります。
ただし、商品情報や価格がすべて公開されるため、顧客ごとの個別価格設定がしづらいという側面もあります。
そのため、価格を一律にした商材や、広く販路を拡大したいカテゴリの商品に適した構築方法といえるでしょう。

複数企業との取引に最適!BtoBtoBサイト構築が可能

企業間取引の現場では、自社商品の販路を広げるために、販売代理店や加盟店など複数のパートナー企業と連携しながら営業活動を行うケースが多くあります。

こうした商流においては、メーカー・卸・販売代理店など、複数の企業が関与する「BtoBtoB型」のサイト構築が非常に有効です。

従来はFAXでの注文や電話・メールでの対応など、アナログな手法に頼っていた受注業務も、BtoBtoBサイトを導入することでオンライン化・自動化され、大幅な業務効率の改善が期待できます。

ecbeing BtoBの機能について

バックオーダー対応

在庫が一時的に切れている商品でも注文を受け付け、在庫が補充されたタイミングで自動的に出荷手配が行える仕組みです。卸売企業にとって、販売機会の最大化と業務効率化を両立できる非常に便利な機能です。

例えば、下記のような場面で役立ちます。

・得意先からの「まとめ発注」対応がスムーズに
月初に一括で1ヶ月分の注文をしたいお客様に対して、在庫切れ商品を個別にやり取りすることなく受付可能。在庫がある商品から先に出荷し、不足分は補充後に自動出荷されるため、受注業務の手間が大幅に削減されます。

・欠品による「販売機会の損失」を防げる
「在庫なし=注文できない」ではなく、あらかじめ予約を受けられることで、得意先が他社へ流れてしまうのを防止します。ビジネスチャンスを逃さず、売上確保につながります。

・電話・FAXでの「取り置き依頼」が減る
「在庫戻ったら教えて」「次回入荷で確保しておいて」…こうしたやり取りが日常化している担当者も多いのではないでしょうか。バックオーダー機能を活用すれば、ECサイト上での予約注文が可能になり、取り置き依頼の対応が少なくなり、人手不足の現場でも、よりスマートな業務運営が実現します。

お問い合わせ管理

ECサイト上で顧客からの問い合わせ内容を一元管理できる機能です。商品や納期に関する相談・見積依頼・注文変更の連絡など、すべての履歴を時系列で確認可能。ファイル添付にも対応しているため、発注書や仕様書などのやり取りもスムーズです。

例えば、下記のような場面で役に立つでしょう。

・問い合わせの「行き違い・見落とし」を防げる

電話・メール・FAX…複数チャネルから来る問い合わせを個人のメールや手帳で管理していると、担当者の不在や引き継ぎミスによる対応漏れが起こりがちです。一元管理されていれば、誰が見ても履歴が確認でき、対応状況が一目瞭然になります。

・「過去のやり取り」がすぐに確認でき、迅速に対応可能

「先月のお問い合わせ内容は…」「あの資料もらったっけ?」といった記憶頼りの対応はもう不要。過去の履歴が顧客ごとに蓄積されているため、スピーディーな対応が可能になり、業務効率も信頼性も向上します。

リードタイム設定

倉庫、配送エリア、商品ごとにリードタイム(出荷に必要な日数)を柔軟に設定できる機能です。地域や在庫拠点の状況、商品の特性に応じて、納期情報を正確に管理・提示できるため、受注処理のトラブルを未然に防ぎます。

これは、下記のような場面で役に立つでしょう。

・出荷拠点が複数ある企業で「納期案内のミス」を防げる

例えば、関東倉庫と関西倉庫で取り扱い商品が異なる場合、それぞれの拠点ごとにリードタイムを設定できます。これにより、誤った納期案内や余計な確認作業が発生せず、正確な納品対応が可能になります。

配送エリア別に「現実的な納期提示」ができる

離島や遠隔地への配送では、どうしても日数がかかる場合があります。リードタイムをエリア別に設定しておくことで、現実的な納期がEC上で自動表示されるため、顧客と受注側の認識ズレを防止できます。

入数管理

商品ごとに設定された「入数(パック単位・ケース単位)」で在庫を管理できる機能です。例えば「1ケース=10個」「1パック=5本」など、実際の物流単位で在庫を把握・処理することで、誤出荷や数量ミスを防ぎながら正確な受注管理が可能になります。

例えば、下記のような場面で役に立つでしょう。

・「パック」「ケース」など物流単位と受注単位が異なる商品の管理がラクに

得意先は「10本ください」と言ってきても、実際には「1パック=5本」で管理している商品などが多い場合、物流現場と受注処理の単位が異なることもしばしば。そうしたケースに対して入数設定ができることで、倉庫側とEC側の在庫認識が一致し、誤出荷が防げます。

・「在庫数=出荷可能数」が明確になり、欠品や過剰出荷を防げる

たとえば「在庫30=10パック分」なのか「30本バラ」なのかで意味が変わる商品もあります。入数管理ができれば、現場での出荷指示も正確に。出荷担当者とのやり取りも減り、受注業務全体の効率が向上します。

購入カゴ台帳(特許申請中)

得意先が定期的に購入する商品を「台帳」として登録できる機能です。ECサイト上で登録済みの商品をワンクリックでまとめて再注文できるため、定番商品の発注業務がスピーディかつ正確に行えます。
リピート率の高い商品を扱う企業にとっては、受注の自動化・効率化に直結する便利機能です。ECサイト上で登録済みの商品をワンクリックでまとめて再注文できるため、定番商品の発注業務がスピーディかつ正確に行えます。リピート率の高い商品を扱う企業にとっては、受注の自動化・効率化に直結する便利機能です。

ecbeing BtoBのプランと料金体系

初期導入費用(イニシャルコスト)と月額料金(ランニングコスト)

ecbeing BtoBでは、事業規模やニーズに応じて3つのプランが用意されており、どのプランにも24時間365日のサポート専用クラウド環境が標準で含まれています。3つのプランそれぞれの内訳をご紹介いたします。

項目スタートアッププラン
(ecWorks)
ミドルプラン
(採用数No.1)
エンタープライズプラン
(中~大企業向け)
導入フェーズに適した企業立ち上げ初期、ASPからの乗り換え企業向け、ノンカスタマイズ拡大フェーズを見越してカスタマイズが必要な企業売上最大化を図る中・大企業
初期導入費用(目安)低コスト/短納期中程度(カスタマイズ内容で変動)高コスト(カスタマイズ内容で変動)
月額費用の構成要素お見積りお見積りお見積り
24時間365日サポート
専用クラウド環境
カスタマイズ対応×(ノンカスタマイズ)◯(要件に応じて対応)◯(柔軟かつ大規模対応可能)
専任PMの有無×
導入システムecWorksecbeing BtoBecbeing BtoB
特徴・低価格SaaSモデル
・短期立ち上げ可能
・柔軟な連携対応
・外部サービス連携
・基幹システム / WMS連携
・高機能・高拡張性
・マーケ支援+機能強化

導入事例や評判や評価について

導入事例:小売・サービス業(食品小売業)

全国に複数の倉庫を構える食品小売企業では、倉庫ごとに異なる在庫システムを運用しており、出荷指示や在庫確認が属人的・手動で行われていました。その結果、「どこにどれだけ在庫があるのか」「どの倉庫から出すべきか」の判断に時間がかかり、欠品や誤出荷が慢性的に発生していました。

ecbeing BtoBの導入により、これまでバラバラだった受注管理業務が一元化され、日々の受注処理がスピーディーかつミスの少ない運用へと変化しました。在庫・出荷業務の負担を減らしたい企業には、非常に相性のよいカートシステムといえます。

まとめ

BtoB ECのニーズが年々高まる中で、柔軟なカスタマイズ性や豊富な実績、豊富な開発・運用体制を持つ「ecbeing BtoB」は、多くの企業にとって強力なBtoB ECカートシステムとなるでしょう。
株式会社ウキヨでは、「ecbeing BtoB」をはじめとした複数のBtoB ECプラットフォーム提供企業とパートナー連携を行っており、お客様に最適なソリューションの選定から導入・運用までを一貫してサポートしております。
BtoB ECに関してお困りごとやご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。